こんにちは。次長岡崎です。
さて、当社栗甘露煮の製造工程ですが、概略については、こちらのページで紹介しておりますが、当社製品の「安全性」や「美味しさ」の根拠について「より詳しくご説明したい!」との思いから、今後、各工程のより具体的な内容を、担当者インタビューにてご説明していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします!
早速ですが、第一回目は、受入検査についてです。品質管理担当の上村課長に、受入検査について詳しく聞いてみました。
- まずは、受入検査の概要について説明をお願いします。
「受入れ検査とは、栗甘露煮の原料となるむき栗が工場に入荷する際、当社の定めた品質基準を満たしているかどうかを確認する為の検査です。」
【原料:むき栗】
「毎年、新栗が入荷する期間(9月~12月)、入荷時に受入検査を行なっています。検査は二人一組のペアで、二組に別れて行います。自分を含むペアが、品質項目(下記)の検査を担当し、もう一つのペアは、規格毎に規定されている一粒当たりの重量幅の測定を担当しております。」
- では、実際には、どのような項目を検査するのでしょうか?
「検査の主な確認項目として、品温、香味、形態などがあります。」
「品温検査 は、むき栗が 10°以下に保たれているかどうか確認します。家庭で生野菜を冷蔵庫に保管するように、むき栗も生原料ですので、冷蔵コンテナで輸送されてきます。輸送時の温度が規定より高いと、腐敗の要因となったりしますので。」
「次に、香味検査ですが、匂いを嗅ぐことによって異臭の有無を確認します。仮に腐敗が進行しているようなものあれば、異臭がしますので。」
「最後に形態検査ですが、これは、果肉上の斑点や色沢等の外観の目視確認、その他、肉質(硬さ)の確認を行います。」
「これらの検査項目を、むき栗の規格や製造日ロットごとに、1缶ずつ抜き取りで検査していきます。検査にて、品質に問題の無いことが確認された後に、当社の冷蔵庫に一時保管します。」
- 検査で特に重要なポイントは何ですか?
「温度、香味、PHが、検査項目としては特に重要ですね。当社調達の原料は、栗本来の味を大事にしたいという考えから、鮮度保持用の薬品(ミョウバン)の使用量を抑えています。一方で、トレードオフとして原料が痛むのが早いというデメリットがあります。実際に、品温等の条件が悪い方向に振れると、腐敗が進行しやすくなります。ですので、これらの項目は、特に気をつけて原料の状態を検査しています。」
「仮に品質に異常がある場合は、PH値が基準より外れていたり、ミョウバン水が濁っていたりと何らかの現象で検知出来ます。こういった個々の事例を引き合いにして、何か一つでもおかしいと思ったら、前後の製造ロットも含めて念入りに調べたりします。」
- 最後に、受入検査にて、気を使うことや大変なことなどがあれば聞きたいのですが。
「仮に、腐敗等の品質に問題のあるものを加工してしまうと、製品自体がダメになってしまいます。そういった事態を避ける為にも、やはり品質に問題のある原料が加工工程に流れないように、受入段階できっちり検査する必要があります。ですので、検査の見逃しが無いよう注意しながら検査していますが、一度の入荷数量が多いと、検査する数も多くなるのでやはり大変ですね。」
「原料は早朝に入荷しますので、冬の早朝となると、当然、外での作業は寒いです。。。また、原料の入荷時期(9~12月)は、製造の繁忙期でもありますので、工場からは、「早く検査を終え通常の作業に戻って来い!」、と言われる点でしょうか?(笑)」
【奥:上村課長、手前:次長岡崎】



